FXのトレードで、グランビルの法則を使ってるんですが、グランビルの法則がなかなか機能してくれません。どうやってグランビルの法則を使えばいいですか?
こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・FX初心者
・グランビルの法則を知りたい
・グランビルの法則を使いたい
この記事を読むと…
・グランビルの法則が理解できる
・グランビルの法則の注意点がわかる
・グランビルの法則が使えるようになる
この記事の内容
・グランビルの法則とは?【FX相場】
・グランビルの法則の使い方【FX相場】
目次
グランビルの法則とは?【FX相場の話】
まず、グランビルの法則を簡単に説明します。
グランビルの法則とは、ジョセフ・E・グランビルという人が考えた「買いと売りのサイン8パターン」のことです。
図で表すと、こんな感じです。
一般的に、グランビルの法則は、日足の200日移動平均線を使いますが、これだとエントリーポイントが来るまで時間がかかりすぎます。
なので、この記事では、FXのデイトレードで使えるグランビルの法則について解説します。
グランビルの法則の使い方【FX相場の話】
グランビルの法則の使い方について解説します。
FXのデイトレード向きに、グランビルの法則の設定を変更
上でもちょっと触れましたが、一般的なグランビルの法則の設定は、以下の通りです。
・時間足:日足
・期間 :200日
この設定だと、FXのデイトレードには不向きなので、設定を少し変えます。
・時間足:1時間足と4時間足
・期間 :21日
移動平均線の設定方法は、別の記事でまとめています。
-
MT4おすすめインジケーター2選【チャートはシンプルにしましょう】
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グランビルの法則で使うのは2パターンのみ
グランビルの法則は、全部で8パターンありますが、実際に使うのは、半分の4パターンです。
↓
ちょっと整理すると、
● 買いの2パターン
・移動平均線サポートで買い
・移動平均線ブレイクで買い
● 売りの2パターン
・移動平均線サポートで売り
・移動平均線ブレイクで売り
さらに整理すると、
・移動平均線サポートで逆張り
・移動平均線ブレイクで順張り
つまり、グランビルの法則で使うのは、たったの2パターンになります。
FXのデイトレードで、グランビルの法則を使う
実際のトレードで、グランビルの法則をどうやって使うかについて解説します。
基本は、押し目買い・戻り売りで使う
まず、初心者の方であれば、4時間の移動平均線サポートで、押し目買い・戻り売りをするのがいいですよ。
こんな感じです。
理由は、4時間足トレードを学ぶメリットが大きいからです。
● 4時間足トレードのメリット
・時間なくてもトレードができる
・上位足の重要性がわかる
・下位足の動きに翻弄されなくなる
最初は、4時間の移動平均線タッチで押し目買い・戻り売りをしても全然OKですが、
4時間の移動平均線+プライスアクションと水平線を使うと、もっと精度があがりますよ。
詳しくは、こちらの記事でまとめています。
-
4時間足トレードがサラリーマンに最適な5つの理由【FX初心者向け】
続きを見る
4時間の移動平均線での押し目買い・戻り売りに慣れてきたら、1時間の移動平均線を使ってみましょう!
ちょっとまとめます。
● 押し目買い・戻り売りでグランビルの法則を使う流れ
① 4時間の移動平均線タッチで押し目買い・戻り売り
↓慣れてきたら
② 4時間の移動平均線+プライスアクションと水平線を使ってみる
↓慣れてきたら
③ 1時間の移動平均線を使ってみる
応用は、移動平均線ブレイクで順張りのエントリー
こちらの使い方は、応用です。
初心者の方には、おすすめしませんので、この部分は読み飛ばしてもOKです。
FXのデイトレードでは、多くのトレーダーが、「1時間の移動平均線」と「4時間の移動平均線」を意識しています。
言い換えると、
1時間の移動平均線や4時間の移動平均線に価格が近づいてきたら、押し目買い・戻り売りを狙っているトレーダーが多いってことです。
なので、多くのトレーダーがそこで逆張りのエントリーをしかけてくるのですが、逆に、移動平均線をブレイクしていけば、そこでエントリーしたトレーダーの損切りを巻き込んで、相場が走ることがあります。
「ちょっと意味がわからない...」とツッコミが入りそうなので、「4時間の移動平均線サポートで押し目買いを狙っている」という設定で説明します。
価格が4時間の移動平均線に近づいてきた
↓
4時間の移動平均線タッチしたら買おう
(大衆心理 = 多くのトレーダーが考えていること)
↓
4時間の移動平均線にタッチしたのでロング
(多くのトレーダーがここで買いを入れる)
↓
逆行して4時間の移動平均線をブレイク
↓
ロングを入れていたトレーダーが慌てて損切りする
↓
損切りを巻き込んで価格が一気に下がる
ざっくりこんな感じです。
このトレードは、はっきり言って難しいです…
理由は、
・ブレイクの判定が難しい
・ダマシにあう可能性がある
・損切り幅が大きくなる
なので、別の記事で詳しく解説しようと思います。
残りのパターンを使わない理由
まず、移動平均線ブレイクからの買いと、移動平均線ブレイクからの売りを使わない理由から解説します。
結論、このパターンは、グランビルの法則として使うと難しいからです。
移動平均線をブレイク後、どのタイミングでエントリーするか不明です。
ブレイクして、何PIPS離れたらエントリーみたいな、明確な指標があればいいのですが、そんなありがたい指標はないですね。
なので、グランビルの法則として使うのではなく、押し目買いゾーン・戻り売りゾーンで使うと、しっくりくると思います。
押し目買いゾーン・戻り売りゾーンについては、別の記事でまとめていますので、興味のある方は、読んでみてください。
-
押し目買いと戻り売りの手法を解説します【トレードで勝つ唯一の方法】
続きを見る
次に、移動平均線から乖離したら買い・売りを使わない理由ですが、結論、よくわからないからです。
これも上記の理由と同じで、どのぐらい乖離したらエントリーなのかが不明ですね。
なので、これらのパターンは、全て無視してOKですよ。
まとめ
最後にまとめて終わりです。
・グランビルの法則には、全部で8パターンある
・実際に使えるのは、買い2パターンと売り2パターン
↓まとめると
・移動平均線サポートで逆張り
・移動平均線ブレイクで順張り
の2パターン。
・基本は、移動平均線サポートで逆張りする
・応用は、移動平均線ブレイクで順張りする
↓
初心者の方であれば、
① 4時間の移動平均線タッチで押し目買い・戻り売り
↓慣れてきたら
② 4時間の移動平均線+プライスアクションと水平線を使う
↓慣れてきたら
③ 1時間の移動平均線を使う