「押し目買い・戻り売り」がよくわかりません。押し目買いしてるつもりなんですけど、エントリーすると相場が動かないか、いつも逆行します。押し目買い・戻り売りってどうやるんですか?
こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・FX初心者
・押し目買い・戻り売りを知りたい人
・押し目買い・戻り売りができない人
この記事を読むと...
・押し目買い・戻り売りの理解が深まる
・押し目買い・戻り売りをする場所がわかる
・押し目買い・戻り売りができるようになる
この記事の内容
・押し目買い・戻り売りとは?
・押し目買いゾーン・戻り売りゾーンとは?
・押し目買い・戻り売りの手法とは?
目次
押し目買い・戻り売りとは?
押し目買い・戻り売りについて下記で解説します。
押し目買い・戻り売りってそもそもなに?
まずは、押し目買いからです。
押し目買いとは、上昇トレンド中に、一時的に価格が下がったところで買いを入れる手法です。
押し目買いができるのは、上昇トレンドのときのみです。
こんな感じです。
同様に、戻り売りとは、下降トレンド中に、一時的に価格が上がったところで売りを入れる手法です。
戻り売りができるのは、下降トレンドのときのみです。
こんな感じです。
押し目買い・戻り売りの手法については、後半で解説します。
押し目・戻りはなぜできるの?
押し目とは、上昇トレンド中に、一時的に価格が下がることです。
なぜ、押し目ができるかというと、買いポジションを持っていたトレーダーが、高値ブレイクで、買いポジションの利益確定の売り(利確)を入れるからです。
わかりにくいかもなので、ちょっと整理すると、
① 買いポジションを持つ
↓
② どこで利確しようかとチャートをみてる
↓
③ 高値ブレイクしてきてから、そろそろ利食いしよう
↓
④ 「買いポジションの利確 = 売り」なので価格が下がる
この流れを図で表すとこんな感じです。
同様に、戻りとは、下降トレンド中に、一時的に価格が上がることです。
なぜ、戻りができるかというと、売りポジションを持っていたトレーダーが、安値ブレイクで、売りポジションの利益確定の買い(利確)を入れるからです。
整理すると、
① 売りポジションを持つ
↓
② どこで利確しようかとチャートをみてる
↓
③ 安値ブレイクしてきてから、そろそろ利食いしよう
↓
④ 「売りポジションの利確 = 買い」なので価格が下がる
この流れを図で表すとこんな感じです。
押し目買い・戻り売りがトレードで勝つ唯一の手法
トレードで勝つ方法は、押し目買い・戻り売りしかないです。
スキャルピングだろうが、デイトレードだろうが、スイングトレードであろうが、
エントリーする時間足、ポジションの保有時間が違うだけで、
どのトレードスタイルであろうと、押し目買いと戻り売りでしか、FX相場で勝ち残ることができないです。
理由は簡単で、レンジ相場より、トレンド相場のほうが簡単ですし、大きく利益が取れるからです。
なかには、レンジ相場のほうが得意というトレーダーもいるかもですが、初心者のうちは、レンジトレードは捨ててOKです。
FXのトレンド相場で、押し目買い・戻り売りを極めていけば、勝てるようになりますよ。
押し目買いゾーン・戻り売りゾーンとは?
最初に、押し目買いゾーン・戻り売りゾーンという言葉は、私が作った言葉ですので、ググってもでてこないです。笑
押し目買いゾーンとは、押し目買いをするゾーンのことです。
同様に、戻り売りゾーンとは、戻り売りをするゾーンのことです。
押し目買いゾーン・戻り売りゾーンには、3つの候補があるので、その探し方を下記で解説します。
押し目買いゾーン・戻り売りゾーン候補の探し方
まずは、押し目買いゾーンの候補からです。
押し目買いゾーンの候補
① 最後の押し安値と直近の高値
② フィボナッチ50% - 61.8%
③ ネックラインと波の起点
これらを1つずつ解説していきます。
① 最後の押し安値と直近の高値
● 手順
・最後の押し安値を探す
・直近の高値を探す
・これらの間を押し目買いゾーンとする
(下記、図中の青)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
② フィボナッチ50% - 61.8%
● 手順
・波の始点から波の終点に向けて、フィボナッチリトレースメントを当てる
・フィボナッチ50% - 61.8%の間を押し目買いゾーンとする
(下記、図中の青)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
③ ネックラインと波の起点
● 手順
・ネックラインを探す
・ネックラインをブレイクした波の起点を探す
・これら間を押し目買いゾーンとする
(下記、図中の青)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
同様に、戻り売りゾーンの候補は、
戻り売りゾーンの候補
① 最後の戻り高値と直近の安値
② フィボナッチ50% - 61.8%
③ ネックラインと波の起点
これらを1つずつ解説していきます。
① 最後の戻り高値と直近の安値
● 手順
・最後の戻り高値を探す
・直近の安値を探す
・これらの間を戻り売りゾーンとする
(下記、図中の赤)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
② フィボナッチ50% - 61.8%
● 手順
・波の始点から波の終点に向けて、フィボナッチリトレースメントを当てる
・フィボナッチ50% - 61.8%の間を戻り売りゾーンとする
(下記、図中の赤)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
③ ネックラインと波の起点
● 手順
・ネックラインを探す
・ネックラインをブレイクした波の起点を探す
・これら間を戻り売りゾーンとする
(下記、図中の赤)
実際のFXチャートでは、こんな感じです。
押し目買いゾーン・戻り売りゾーンの注意点
注意点は、「ゾーン = 価格帯 = 2本の平行線」でみていることです。
そのため、押し目買いゾーン・戻り売りゾーンをFXチャートに描くには、正しく水平線を引く必要があります。
水平線の引き方は、FXチャートに水平線を正しく引く方法【ぶっちゃけすごく簡単です】の記事で詳しく解説しています。
押し目買い・戻り売りの手法とは?
ここからは、押し目買い・戻り売りの手法についてです。
1番おいしいところから順番に解説していきますね。
【激熱】押し目買いゾーン+移動平均線+プライスアクション
1番おいしい激熱な押し目買いは、下記3つの条件が揃ったときです。
・押し目買いゾーンに価格が到達
・21期間の移動平均線にタッチ
・反転サインのプライスアクション出現
順番に解説します。
最初に、押し目買いゾーンに価格が到達したかを確認する
まず、下記3つの押し目買いゾーンのいずれかに価格が到達したかを確認します。
① 最後の押し安値と直近の高値
② フィボナッチ50% - 61.8%
③ ネックラインと波の起点
①②③のどれかに価格があるということは、ここから買われる可能性が高いことを示しています。
次に、21期間の単純移動平均線に価格がタッチしたかみる
初心者のかたであれば、4時間足の単純移動平均線を使うのをおすすめします。
期間は、21期間にして、FXチャートに表示させましょう。
以下、21期間の単純移動平均線を21SMAと略す。
21SMAは、押し目買いのサインとして使うトレーダーが多いので、価格が21SMAにタッチすると、ここから買われる可能性が高くなります。
注意点は、そこまで厳密にタッチしたかを確認する必要はないです。
21SMAにギリギリタッチしてなくても買われることがあるので、細かくタッチしたかをみる必要はないですよ。
最後に、反転サインのプライスアクションが出現したか確認する
反転サインのプライスアクションとして使うのは、下記の2つです。
・ピンバー
・はらみ足
押し目買いゾーンに価格が到達して、21SMAにタッチして、ピンバーかはらみ足がをブレイクしたら激熱のエントリーポイントになります。
まとめると、
① 押し目買いゾーンに価格が到達したかを確認する
② 21SMAに価格がタッチしたかを確認する
③ ピンバーかはらみ足の出現を確認する
これら①②③を確認後、エントリー方向に「ピンバー」か「はらみ足」をブレイクしたら激熱のエントリーポイントですよ!
【熱】押し目買いゾーン+プライスアクション
上記の激熱パターンに、移動平均線が絡まないのがこちらです。
移動平均線まで価格が下がらずに、買われるパターンです。
① 押し目買いゾーンに価格が到達
② プライスアクション出現
(※ 移動平均線まで価格が下がってきてない)
実際のチャートでは、こんな感じです。
初心者の方であれば、この「押し目買いゾーン + プライスアクション」のパターンは、やらなくてもOKです。
まとめ
ちょっと長くなったので、最後にまとめです。
・押し目買い・戻り売りがトレードで勝つ唯一の方法
・押し目買いゾーン・戻り売りゾーンは3つある
・押し目買い・戻り売りの手法
3つの押し目買いゾーン
① 最後の押し安値と直近の高値
② フィボナッチ50% - 61.8%
③ ネックラインと波の起点
3つの戻り売りゾーン
① 最後の戻り高値と直近の安値
② フィボナッチ50% - 61.8%
③ ネックラインと波の起点
【激熱】押し目買いの手法
① 押し目買いゾーンに価格が到達
② 21SMAに価格がタッチ
③ ピンバーかはらみ足の出現
【激熱】戻り売りの手法
① 戻り売りゾーンに価格が到達
② 21SMAに価格がタッチ
③ ピンバーかはらみ足の出現
この記事を参考に、チャート上に押し目買いゾーン・戻り売りゾーンを描く練習をしましょう。「ゾーン = 価格帯 = 2本の水平線」なので、正しい水平線が引ける必要がありますよ。