FXのインジケーターって、種類がいっぱいありすぎて、どれを使っていいかわかりません。チャート上に、いくつかインジケーターを表示させているのですが、どこを見ればいいかさっぱりわからないです。おすすめのMT4インジケーターはありますか?
こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・FX初心者
・チャートにインジケーターを入れまくってる人
・インジケーターに頼ったトレードをしている人
この記事を読むと…
・使うべきインジケーターがわかる
・インジケーターに翻弄されなくなる
・インジケーターに頼らなくなる
この記事の内容
・おすすめのMT4インジケーター2選
・おすすめのMT4インジケーターの使い方
・おすすめのMT4インジケーターだけに頼ると危険
おすすめのMT4インジケーター2選
おすすめのMT4インジケーターは下記の2つです。
・移動平均線
・Higher Candle
これらのインジケーターについて、下記で解説します。
おすすめのMT4インジケーター①:移動平均線
まずは、移動平均線です。
移動平均線のパラメーターは以下の通りです。
・21期間
・単純移動平均線(Simple Moving Average)
※ 下記、21期間の単純移動平均線を21SMAと略します
私が使っている移動平均線は、2本です。
・1時間の21SMA
・4時間の21SMA
なぜ、「1時間の21SMA」と「4時間の21SMA」を使うかというと、多くのトレーダーがこれら2つの移動平均線を意識しているからです。
5分足や15分足の移動平均線は、あまり意識されないので使いません。
上記2本の移動平均線で十分ですよ。
移動平均線の使い方は、後半で解説します。
おすすめのMT4インジケーター②:Higher Candle
次に、Higher Candle です。
Higher Candle:上位足のローソク足を、下位足に表示するインジケーター
ちょっとわかりにくいかもなので、下記の画像をご覧ください。
例1)15分足チャートに4時間足を表示
例2)4時間足チャートに日足を表示
Higher Candle を使う理由は、上位足のプライスアクションを常に意識するためです。
よくある失敗トレードを例に出して説明します。
よくある失敗トレード
15分足チャートを監視中
↓
15分足チャートに長い上ヒゲが出現
↓
ショートのエントリー
↓
1時間足をみると大陽線
こんな感じです。
1時間足が大陽線なのに、ショートしようって思いませんよね。
初心者のうちは、15分足チャートだけをみていると、1時間足のプライスアクションや4時間足のプライスアクションを見落とすことが多々あります。
これを防ぐためにも、Higher Candle は重宝しますよ。
Higher Candle はカスタムインジケーターですので、MT4にはデフォルトで入っていません。
無料でダウンロードできるので、ダウンロードと導入方法は、下記で紹介します。
おすすめのMT4インジケーターの導入方法
上で紹介した2つのインジケーターの導入方法を解説します。
おすすめのMT4インジケーター①:移動平均線の導入方法
チャートに表示させる移動平均線は2本です。
・1時間の21SMA
・4時間の21SMA
これらの21SMAをチャートに表示させます。
ちょっと整理すると、
・15分足チャート
⇒1時間の21SMAと4時間の21SMAを表示
・1時間足チャート
⇒1時間の21SMAと4時間の21SMAを表示
・4時間足チャート
⇒4時間の21SMAのみ表示
言い換えると、こんな感じです。
・1時間の21SMA
⇒15分足、1時間足チャートに表示
・4時間の21SMA
⇒15分足、1時間足、4時間足チャートに表示
これらの設定をMT4でやっていきます。
「ナビゲーター」 > 「トレンド」 > 「Moving Average」をチャート上にドラッグ&ドロップします。
※ 「Ctrl + N」でナビゲーターパネルが表示されます
期間:「21」
スタイル:「DarkGray」「--------」
カラーはお好みでOKです。
次に、「表示選択」のタブをクリックして、「1時間足」と「4時間足」にチェックを入れ、「OK」を押します。
これで、まず、以下の設定が完了しました。
・1時間足チャートに1時間の21SMA
・4時間足チャートに4時間の21SMA
再度、「ナビゲーター」 > 「トレンド」 > 「Moving Average」を選択して、チャートにドラッグ&ドロップします。
期間:「84」
スタイル:「DarkGray」「--------」
こちらもカラーはお好みでOKです。
「表示選択」のタブをクリックして、「15分足」と「1時間足」にチェックを入れ、「OK」を押します。
これで、以下の設定が完了です。
・15分足チャートに1時間の21SMA
・1時間足チャートに4時間の21SMA
最後は、15分足チャートに4時間の21SMAを表示させましょう。
同様に、Moving Averageをチャート上にドラッグ&ドロップします。
期間:「336」
スタイル:「DarkGray」「--------」
表示選択:15分足にチェック
これで、以下の設定が完了です。
・15分足チャートに4時間の21SMA
以上の設定で、チャート上に1時間の21SMAと4時間に21SMAが表示されるようになりました。
おすすめのMT4インジケーター②:Higher Candleの導入方法
まず、下記のリンクからHigher Candleをダウンロードします。
⇒ http://htfx.blog.fc2.com/blog-entry-367.html
まず、右にある「Meta Trader」をクリックして、パスを表示させます。
パスが表示されたのを確認したら、下にある「テクニカルトレード人気部ブログランキング」をクリックします。
ダウンロードリンクが表示されたので、ダウンロードリンクをクリックします。
パスを入力して、「送信」ボタンを押し、「ダウンロード」ボタンを押すと、Higher Candleのダウンロードが開始します。
↓
Higher Candleのダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダを開いておきましょう。
・マック:Command + N
・ウィンドウズ:Ctrl + N
MT4に戻り、「ファイル」 > 「データフォルダを開く」をクリックします。
「MQL4」 > 「Indicator」の順に進んだら、ダウンロードフォルダにあるHigher Candle を「Indicators」にドラッグ&ドロップします。
「ナビゲーター」 > 「インディケータ」からHigher Candleをチャート上にドラック&ドロップします。
↓
これで、Higher Candle の導入が完了しました。
おすすめのMT4インジケーターの使い方
実際のトレードでの、インジケーターの使い方を解説します。
おすすめのMT4インジケーター①:移動平均線の使い方
まずは、移動平均線からです。
21SMAの使い方は、下記の2通りです。
① 押し目買い(戻り売り)で使う
② 逆に、21SMAブレイクで使う
これらを順に解説していきます。
① 押し目買い(戻り売り)で使う
「1時間の21SMA」と「4時間の21SMA」は、押し目買い・戻り売りをする指標として使われます。
1時間の21SMAで押し目買い
4時間の21SMAで戻り売り
初心者の方であれば、価格が21SMAにタッチしたらエントリーでも全然OKです。
もっと厳密にエントリーしたいのであれば、下記の記事を参考にしてみてください。
>> 押し目買いと戻り売りの手法を解説します【トレードで勝つ唯一の方法】
② 逆に、21SMAブレイクで使う
「1時間の21SMA」と「4時間の21SMA」は押し目買い・戻り売りをする指標として使われますが、
逆に、21SMAをブレイクしていけば、反対方向へのエントリーのチャンスになります。
こんな感じです。
ただし、21SMAブレイクでのエントリーは少し難しいので、初心者の方であれば、やらなくてOKです。
おすすめのMT4インジケーター②:Higher Candleの使い方
次に、Higher Candle の使い方です。
私は、「4時間足」と「日足」が常にチャートに表示されるように設定しています。
表示させる方法は、簡単です。
「H4」と「D1」のボタンをクリックするだけです。
このインジケーターを使ってどうトレードするかですが、結論、プライスアクションを使いましょう。
プライスアクションの説明は長くなってしまうので、別の記事にまとめました。
>> 【FX初心者向け】プライスアクションの使い方【ローソク足がテーマです】
おすすめのMT4インジケーターだけに頼ると危険
インジケーターだけに頼ったエントリーは超危険です。
なぜなら、インジケーターの役割は、「補助」だからです。
下記で、詳しく解説します。
インジケーターは、「加工データ」
インジケーターは、チャートの価格から作られたデータです。
たとえば、21SMAは、
21期間の終値の平均をチャートにプロットして、それを線で結んだのが21SMAになります。
つまり、「平均値」であって、「加工データ」ってことがわかります。
FXチャートの本質は、「価格 = 生データ」であって、「加工データ」ではありません。
なので、インジケーターにのみ頼ったトレードは危険なので、インジケーターは補助的に使うといいですよ。
チャートの本質は、「生データ 」
では、どうやってチャートの本質である「価格 = 生データ」をみるかですが、結論、プライスアクションです。
これに尽きます。
プライスアクションありきで、インジケーターを補助的に使うをおすすめします。
これについては、別記事で紹介してますので、よかったら読んでみてください。