こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・FX初心者
・ポジポジ病から抜けだせない人
・無駄なエントリーが多い人
・ポジションを持たないと落ち着かない人
この記事を読むと...
・あなたがポジポジ病かどうかわかる
・ポジポジ病を克服するきっかけが得られる
・FXのトレードがグッと楽になる
この記事の内容
・FX初心者がかかるポジポジ病とは?
・ポジポジ病の5つの症状 - FXあるある
・ポジポジ病を克服するとFXが楽になる
目次
FX初心者がかかるポジポジ病とは?
ポジポジ病のポジとはポジションのことで、トレーダー用語で、「ポジションを持つ = ポジる」って言ったりします。
ポジポジ病とは、むやみやたらにポジションをたくさん持つことを意味します。
なにも考えずにロングしてみたり、「だめだー」と損切りしてすぐに、ドテンでショートしてみたりと、要するに、エントリーを乱発することですね。
ポジポジ病は、無駄なエントリーに直結します。なぜなら、根拠のあるエントリーではなく、感情でのエントリーだからです。
ポジポジ病の克服方法をみる前に、まずは、ポジポジ病の症状からみていきましょう。
ポジポジ病の5つの症状 - FXあるある
よくあるポジポジ病の症状を5つ紹介します。
もし1つでも該当すれば、要注意ですよ!
朝起きてスマホをみた瞬間エントリー
経験あると思いますが、
朝起きる
↓
ベッドで横になりながらスマホをひらく
↓
チャートをみた瞬間エントリー!
ってやつです。
わたしも、よくやっていました。笑
これほんとに不思議で、朝スマホでチャートをみると、絶好のエントリーポイントな気がして、ついついポジっちゃうんですよね。
よく考えてみたらわかるんですが、朝起きた瞬間に絶好のエントリーポイントがやってくるなら、みんな朝起きた瞬間にエントリーしますよね。
脳が起きてない状態でのエントリーは、根拠のないエントリーと一緒です。
マイルールを作って、朝起きてスマホをみた瞬間にエントリーしないようにしましょう。
ちなみに、わたしが試した改善方法はこれらです。
・寝起きの1発目は、パソコンでチャートをみる
・スマホでトレードしないというルールを作る
・環境認識をしてからでないとエントリーしない
トレンドに乗れず、あせってエントリーしたら高値掴み
『押し目待ちに押し目なし』
という相場格言があるように、強いトレンド相場って意外にエントリーがむずかしいんですよね。
押し目を待っていると、相場がどんどん上昇してすごく焦る
↓
押し目を作らないから、おもいきって高値ブレイクでエントリー
↓
エントリーしたところが天井で逆行
↓
一瞬たりとも含み益にならず、むなしくも損切り
こんな感じです。
改善方法は、この次で紹介します。
壁から跳ね返ってきたボールが顔面直撃
わかりやすく説明するために、テニスの壁打ち練習を例にあげます。
壁にむかってテニスラケットでボールを打つ
↓
壁から跳ね返ってきたボールを再び打つ
↓
(くりかえし)
壁打ちをしたことある人なら、1度は経験があると思いますが、
壁に近いところから壁にむかってボールをおもいっきり打つ
↓
跳ね返ってきたボールが顔面に直撃
こんな経験したことないですか?
これめちゃくちゃ痛いですよね?
めちゃくちゃ痛いってわかっているのに、FX相場だと、顔面直撃をよくやります。
これを詳しく解説していきます。
FX相場で壁となるのは、サポートライン、レジスタンスライン、切り番、押し安値、戻り高値、ネックラインです。
もうちょっと整理すると、
・サポートライン(レジスタンスライン)
・切り番
・押し安値(戻り高値)
・ネックライン
FX相場で壁となるのは、たったの4つだけです。
テニスの壁打ち練習では、壁が目の前にみえています。なので、顔面直撃を1回経験すれば、2度と近い距離からボールを打たないと学びます。
一方で、FX相場だと、4つの壁がみえていないので、ポジポジ病を発動して、顔面直撃をくりかえします。
4つの壁がみえていれば、ポジポジ病にならないですよ。
壁の近くでは顔面直撃する可能性が高いので、エントリーを控えましょう。
・FX相場では4つの壁がある
・高値ブレイクでエントリーする前に、壁がないか確認する
・4つの壁の近くではエントリーをしない
ブレイクアウトエントリーでだましにあう
レンジ相場でよくやりがちなのが、ブレイクアウトエントリーでだましにあうことです。
レンジ相場になりやすいのは、先ほど紹介した壁の近くです。
レートが4つの壁の近くに近づいてきたら、「そろそろレンジになるかも」という予感をいだきましょう。
下記の丸印をみてみてください。111.5円の切り番(壁)でレンジになっています。
こういったところで「抜けた!」と思ってロングのエントリーをくりかえしていると、重度のポジポジ病になります。
レンジ相場でのポジポジ病を克服するには、レンジ相場ではトレードしないというルールをつくるといいですよ。
FXは、レンジを抜けてからのほうがぶっちゃけ簡単です。
どうしても、我慢できずにトレードしてしまう人は、以下のポイント意識してみてください。
・レンジの上限と下限を決める
・レンジ上限(または下限)までレートがくるのを待つ
・逆張り
レンジを抜けて、ぐんぐん相場があがっていくイメージを持ってしまいがちなんですが、レンジって思っている以上に長いです。
なので、レンジ上限までひきつけてのショート、レンジ下限までひきつけてのロングが有効ですよ。
だましによくあう人は、レンジ上限でロング、レンジ下限でショートをやっているから、重度のポジポジ病になってしまうんですね。
壁の近くではレンジ相場になりそうだなという予感を持つことと、レンジ相場でのエントリーはしないというルールを作り徹底しましょう。
突発的な動きに反応してポジる
経済指標が発表されるときは、いままでの相場の動きと比べて、急激にはやく相場が動くことがよくあります。
急騰・急落の動きに反応してしまい、ついついポジってしまうんですね。
このポジポジ病を克服するには、経済指標の発表時はポジションを持たないというルールと作ることをおすすめします。
やり方は、以下のとおりです。
① 経済指標カレンダー(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)をひらく
② ★★★の経済指標をチェック
③ ★★★の経済指標が発表されるときはノーポジ
これだけです。
★☆☆(星1)や★★☆(星2)の経済指標は、特に気にしなくてOKです。
ポジポジ病を克服するとFXが楽になる
ポジポジ病って、「病」という漢字が入っているので、つまり病気ですよね。
上記で紹介した5つのポジポジ病の症状の中で、1つでもあてはまるものがあれば、ポジポジ病を治療したほうがいいです。
ポジポジ病をずっとかかえたままトレードしていると、FX相場から退場させられてしまいます。ほんと時間の問題ですよ...
ただ、ポジポジ病を克服できれば、FXがグッと楽になりますので、その話を下記でしますね。
1日のトレード回数が減る
ポジポジ病をかかえている時期は、1日のエントリー回数が無駄に多いです。
スキャルパーでもないのに、1日に10回とかエントリーすると、完全にポジポジ病ですね。
わたしも初心者のころは、「トレード回数が減る = エントリーチャンスを見逃す」って考えていたのですが、トレード回数を減らすってメリットしかないですよ。
トレード回数を減らしトレード分析に時間をかける
1日に10回エントリーしていたら、10個のトレードを分析する必要があります。
これが、週5日つづけば、1週間で50回のエントリーです。週末に50個のエントリーを分析するなんて、途中で挫折しそうですよね。
ちなみに、わたしは1日のエントリーは3回までというルールにしています。
多くて3回なので、1日に1回しかエントリーしない日もあれば、1回もエントリーしない日もあります。
3回 × 5日 = 15回
15回ぐらいであれば、1日でトレード分析ができますし、トレード分析の質があがりますよ。
トレード分析するときは、以下のポイントを意識するといいです。
・なぜそこでエントリーしたのか?(根拠 = 原因)
・損切り(利食い)は適切なレートだったか?(結果)
根拠(原因)と結果があきらかになれば、自然と改善点がみえてきますよ。
ちょっと長くなったので、最後にまとめです。
ポジポジ病を克服する方法
① 朝起きた瞬間にエントリーしない
② 壁にむかってエントリーしない
③ レンジ相場ではエントリーしない
④ 経済指標発表前はエントリーしない