FXの勉強をしています。「押し目買いをしましょう」って参考書に書いてあるんですが、押し目買いってなんですか?押し目ってなぜできるのでしょうか?
こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・FX初心者
・押し目ができる理由を知りたい人
・押し目買いの意味を知りたい人
この記事を読むと...
・押し目・戻りの意味がわかる
・押し目買い・戻り売りの意味がわかる
この記事の内容
・押し目の意味とは?
・押し目買いの意味とは?
・戻りの意味【押し目の逆】
・戻り売りの意味【押し目買いの逆】
目次
押し目の意味とは?
まずは、押し目の意味から解説します。
押し目とは?
押し目とは、上昇トレンドで一時的に価格が下がることです。
ポイントは上昇トレンドです。上昇トレンドではないときに価格が下がっても、押し目とは言いませんよ。
相場が上昇トレンドか判別するにはダウ理論を使います。
ダウ理論については、FX相場のダウ理論はたった1つだけでOK【5つの基本原則は不要】の記事で詳しく解説しています。
押し目はなぜできる?
押し目ができる理由は2つです。
① 利益確定の売り注文
② 新規の売り注文
順に解説していきます。
① 利益確定の売り注文
利益確定の売り注文とは、含み益の買いポジションを決済するときに出す売り注文のことです。
ちょっとわかりにくいかもなので、Aさんのトレード例で説明します。
例)Aさんのトレード
相場 :上昇トレンド
ポジション:買い
① 上昇トレンドだから買いでエントリー!
(買いのポジションを持つ)
↓
② 直近の高値を超えてきたな!
↓
③ そろそろ利食いしよう!
(買いの決済注文 = 売り)
これを図で表すとこんな感じです。
高値を更新すると、買いポジションを持っているトレーダーが利益確定をします。
買いポジションの利益確定は売り注文なので、売り注文がたくさん入り一時的に価格が下がるというわけです。
これが押し目ができる1つ目の理由です。
② 新規の売り注文
上昇トレンド中の押し目を狙って売り注文を出すトレーダーもいます。
Bさんのトレード例で説明しますね。
例)Bさんのトレード
相場 :上昇トレンド
ポジション:売り
① 上昇トレンドだ!
↓
② 高値を超えてきたから押し目を作りそうだ!
↓
③ 下がってきたからショート!
(売りのポジションを持つ)
これを図で表すとこんな感じです。
買いポジションの利益確定(売り注文)が入ってきたところに便乗して、Bさんのように新規で売り注文を出すトレーダーもいるため、一時的に価格が下がるというわけですね。
これが押し目ができる2つ目の理由です。
押し目買いの意味とは?
ではここからは、押し目買いを解説していきます。
押し目買いとは?
押し目買いとは、上昇トレンドで一時的に価格が下がったところで買いを入れる手法です。
つまり、押し目買いとは、上昇トレンドで押し目ができたところで買いのポジションを持つことですね。
押し目買いをする理由
押し目買いをする理由は2つあります。
① 損失が小さくなる
② 利益が大きくなる
下記の図をご覧ください。
AでのエントリーとBでのエントリーを比べたら明確ですね。
Aでのエントリーの方がBのエントリーに比べて損失が小さく、利益が大きいです。
FX相場では「損小利大のトレードをしましょう」と言われます。つまり、利益が大きく損失が小さいところでエントリーしましょうってことです。
押し目買いはどこでする?
上昇トレンドで一時的に価格が下がったところで買うって簡単そうに見えますが、押し目買いは意外と難しいですよ。
押し目買いをどこでするかの目安をつけておかないと、変なところでエントリーしてしまいます。
私は、押し目買いをする場所を「押し目買いゾーン」と呼んでいます。
予め押し目買いゾーンがわかっていれば、押し目買いゾーンまで下がってきたら、あとは買うだけですね。
押し目買いゾーンについては、押し目買いと戻り売りの手法を解説します【トレードで勝つ唯一の方法】の記事で詳しく解説しています。
押し目買いはどうやってする?
ちょっとここまでを整理します。
押し目買い
前提 :上昇トレンド
押し目:上昇トレンドで一時的に価格が下がること
場所 :押し目買いゾーン
相場が上昇トレンドという前提で押し目をつけ、押し目買いゾーンまで下がってきたら買うってことです。
で、次に気になるのが「どのタイミングで買うの?」だと思います。
相場は上昇トレンドですが、一時的に下がってきているので押し目は下降トレンドです。
そのため、押し目の下降トレンドが終わったタイミングでエントリーすればOKですね。
エントリータイミングについては、FXのエントリーポイントは早すぎず、遅すぎないが適切ですの記事を参考にしてください。
以上が、押し目買いです。
ここからは、戻り売りについて解説します。
戻り売りは、下降トレンドで売りのポジションを持つときに使います。
押し目買いの逆パターンなので、簡単に説明していきますね。
押し目買いの復習も兼ねて読み進めていくと理解が深まると思いますよ。
戻りの意味【押し目の逆】
戻りとは、下降トレンドで一時的に価格が上がることです。
なぜか「戻り目」とは言いません。
慣習的に「押し目」に対して「戻り」と言いますので覚えておきましょう。
押し目同様に、戻りは下降トレンドのときのみです。下降トレンドでないときに価格が上がっても戻りではないので要注意ですよ。
相場が下降トレンドと判断する方法は、下記の記事を参考にしてください。
>> FX相場のダウ理論はたった1つだけでOK【5つの基本原則は不要】
戻りはなぜできる?
戻りができる理由は2つです。
① 利益確定の買い注文
② 新規の買い注文
売りポジションの利益確定は、買い注文です。利益確定の買い注文に加えて、新規の買い注文を出すトレーダーがいるため、一時的に価格が上がります。
戻り売りの意味とは?
戻り売りとは、下降トレンドで一時的に価格が上がったところで売りを入れる手法です。
つまり、戻り売りとは、下降トレンドで戻りができたところで売りのポジションを持つことですね。
戻り売りをする理由
戻り売りをする理由は2つあります。
① 損失が小さくなる
② 利益が大きくなる
戻り売りをすると「損小利大」のトレードができるので、一時的に価格が上がったところでエントリーしましょう。
戻り売りはどこでする?
結論、「戻り売りゾーン」まで価格が上がったら戻り売りをします。
戻り売りゾーンについては、下記の記事を参考にしてください。
>> 押し目買いと戻り売りの手法を解説します【トレードで勝つ唯一の方法】
戻り売りはどうやってする?
戻り売りは、相場が下降トレンドで一時的に価格が上がったところで売りのポジションを持つ手法です。
相場は下降トレンドですが、一時的に上がってきているので戻りは上昇トレンドですね。
なので、戻りの上昇トレンドが終わったタイミングでエントリーしていきましょう。
エントリータイミングについては、下記の記事を参考にしてください。
>> FXのエントリーポイントは早すぎず、遅すぎないが適切です
まとめ
最後にまとめて終わります。
この記事では、押し目・戻りの意味と押し目買い・戻り売りの意味について解説しました。
押し目・戻りとは?
押し目:上昇トレンドで一時的に価格が下がること
戻り :下降トレンドで一時的に価格が上がること
押し目買い・戻り売りとは?
押し目買い:上昇トレンドで押し目をつけたところで買う手法
戻り売り :下降トレンドで戻りをつけたところで売る手法
次は、「押し目買いゾーン」「戻り売りゾーン」を理解すると、あなたのトレードスキルがアップしますよ!
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