トレードルール通りにエントリーしても、うまくいくときとうまくいかないときがあります。エントリールールがコロコロ変わるときもあって、迷宮入りしそうです…
こんな悩みを解決します。
読んでほしい人
・エントリールールが機能しない人
・エントリールールを無視する人
・エントリールールがコロコロ変わる人
この記事を読むと...
・トレードルールの作り方がわかる
・トレードルールの守り方がわかる
・トレードルールが崩れる原因がわかる
この記事の内容
・【FX】トレードルールとは?
・【FX】トレードルールを作る
・【FX】トレードルールを守る
・【FX】トレードルールが崩れる
目次
【FX】トレードルールとは?
トレードルールとは、トレードするときのルールです。FXのトレードはビジネスと一緒なので、トレード戦略とトレードルールが必要です。
環境認識をしてトレード戦略を立て、トレードルールに従ってエントリーしていくといった流れがFXのトレードになります。
-
朝起きて環境認識をすれば、FXトレーダーの仕事はほぼ終了です
続きを見る
トレードルールが必要な理由
言うまでもなく、トレードルールは絶対に必要ですよね。「なんとなく上がるっぽいからロングしてみた」だと、たまたま勝てたかもですが、勝ち続けることは不可能ですね。
トレードルールが必要な理由は2つです。
① 根拠を明確にするため
② 再現性が必要なため
順に解説します。
① 根拠を明確にするため
エントリー根拠を明確にするためにトレードルールが必要です。FXのトレードは感情的になったら必ず負けます。
・なんとなく上がりそう
・こっちぽい
・負けて悔しいから
など、感情的な理由でトレードしていては、いつまで経っても成長がありませんよ。
・上昇トレンドだからレジサポラインで押し目買い
・移動平均線と切り番107円のクロスでショート
・2番底で15分のダウが崩れたところロング
みたいに、感情的であいまいな理由ではなく、ロジカルな根拠でエントリーしましょう。
② 再現性が必要なため
再現性が必要なためにトレードルールが必要です。再現性とは、同じ事象が繰り返し起こることです。
「たまたま勝てた」では意味がないので、「次同じような場面でエントリーしても勝てるか?」といった視点でトレードするといいですよ。
再現性があるトレードができるようになると、「またこのパターンね」といった感じで相場を見れるようになります。
「このパターンなら負けない」といった自信にもつながりますので、再現性があるかといった視点でトレードしてみてください。
【FX】トレードルールを作る
トレードルールは、人それぞれ異なります。このルールじゃないと絶対勝てないってことはないので、自分のトレードルールを作っていきましょう。
トレードルールを作るポイントは2つです。
・シンプルに考える
・トレード検証をして勝ちパターンを見つける
順に見ていきましょう。
シンプルに考える
“Simple is best”
これに尽きるかなと思います。トレードルールはシンプルにするべきです。「小学生でも理解できるルール」という視点で作るといいですよ。
-
FXで決めるべきルール3選と守り方【ルールを守れないと破滅します】
続きを見る
上記の記事を参考にしてみてください。
トレード検証をして勝ちパターンを見つける
トレードルールを作るには、検証ソフトを使ってトレードを検証をするといいですよ。
「トレーダー = 研究職」なので、実験と検証を繰り返すことで、ご自身のマイルールが必ず見つかります。
トレード検証をするときポイントは2つです。
・同じ手法をひたすら繰り返す
・それ以外はやらない
同じ手法をひたすら繰り返す
たとえば、押し目買いを検証すると決めたら、ひたすら押し目買いだけを検証します。レンジトレードや他の手法は捨てて、押し目買いを極めましょう。
極論、押し目買いを極めれば、押し目買いの必勝パターンを確立できます。それをひたすら繰り返せばOKですね。
それ以外はやらない
あれもこれもと色々な手法に手を出せば出すほど、自分のトレードルールがどんどん崩れていきます。相場は難しいので、捨てる勇気が大切です。
押し目買いの必勝パターンがあるなら、それ以外は全部捨てましょう。上手なトレーダーほど、自分の勝てるパターンでしか勝負しませんよ。
まずは検証ソフトを使って、自分の必勝パターンを1つ確立するといいですよ。検証ソフトのおすすめは、フォレックステスター4(Forex Tester 4)です。
【FX】トレードルールを守る
トレード検証をして1つの勝ちパターンが見つかったら、それをトレードルールにしましょう。
たとえば、押し目買いであれば、
・上昇トレンド相場のとき
・1時間の移動平均線を目安にする
・エントリーは15分足のネックライン抜け
みたいな感じです。
トレードルールを作ったら、あとはルール通りにエントリーしていくだけなんですが、ルールを守るのが意外と大変です。
トレードルールを守るコツは2つあります。
・宣誓する
・解説する
順に解説します。
宣誓する
トレードルール通りにエントリーすると宣誓しましょう。Twitterを使うといいですよ。こんな感じです。
環境認識
ドル円4時間足のはらみになっています。現在レンジブレイクの起点107.67円で下げ止まっていますが、下降トレンド継続中です。この後のシナリオは、トレンドラインサポートorフラッグ抜けでショートですが、すぐ下に日足のトレンドラインがあるので注意します。ロングは1時間のMAを割ってから考えます。 pic.twitter.com/FFyVesmtbm
— SHIGGY (@Shiggy89) June 10, 2020
エントリー
ドル円ロングしました。チャネル下限+15分のダブルボトムでロング。利確目標はチャネル上限107.6円あたりを狙っていますが、途中にネックライン107.41円、切り番107.5円があるので、これら2つのレートに注意します。とは言っても下降トレンド継続中なので下がってきたらすぐ逃げます。 pic.twitter.com/anqjN7FsEF
— SHIGGY (@Shiggy89) June 10, 2020
上は私のTwitter( @Shiggy89 )です。朝起きて環境認識をしたら、トレード戦略とエントリー根拠をツイートしています。
今のところ、トレードルールを守るにはこれがベストかなと思っています。「ここで押し目買いをします!」とTwitterで宣誓すれば、やるしかないですよね。
フォロワーがツイートを見ていますので、宣誓したら実行しないとまずいですよね。宣誓した以上、嘘はつけないので、自分を戒めるためにも効果的ですよ。
解説する
Twitterに投稿するのに抵抗がある人は、トレード戦略を声に出して解説しましょう。ポイントは「声に出すこと」です。
イメージは実況中継です。
「上昇トレンド継続中、押し目買いをする場所はここ、ここまで下がってきたらロングでエントリーします!」みたいな感じでやるといいです。
ただし、頭の中だけでやるのはダメですよ。声に出して聴覚に訴えることで、エントリーまでのイメージがより具現化されるので効果的です。
【FX】トレードルールが崩れる
トレードルールは早かれ遅かれ必ず崩れるときが来ます。
愚直に1つの勝ちパターンだけを繰り返せるメンタルがあれば、たぶん大丈夫なんでしょうけど、人間やっぱり欲が出ます。
1つの勝ちパターンだけだと物足りなくなり、別の手法に手を出し始めます。ここが1番怖いところで、他の手法に手を出すと、1つ目の勝ちパターンもうまくいかなくなりますよ。
ここからは私の経験談です。反面教師じゃないですけど、参考にしていただければと思います。
レンジ相場に手を出す
レンジ相場に手を出すと、トレードルールが崩壊します。レンジ相場はトレンド相場よりも難しいからですね。
そもそもレンジ相場は、買いと売りが拮抗している場面なので、どっちにいくかわからない相場です。極論、考えても答えが出ないし、考えるだけ無駄かなと思っています。
レンジ相場で損切りしまくっていると、トレードルールがどんどん崩壊しますよ。レンジを抜けてトレンドが発生しても、勝ちパターンの押し目買いすら機能しなくなったりするので要注意です。
レンジ相場は基本、様子見がいいかなと思います。やるとしても限定的にトレードするのが無難ですね。
-
【FX】レンジはたった2つのパターンだけを意識すればOKです
続きを見る
対抗からトレードをスタート
私は毎朝、環境認識をしたら、買いのシナリオと売りのシナリオを立てます。
上昇トレンドであれば「買い = 本命」、「売り = 対抗」と名付け、下降トレンドであれば「売り = 本命」、「買い = 対抗」になります。
ある日のトレードで、対抗のシナリオからトレードをスタートした結果、トレードルールが崩壊したという体験談をお話します。
対抗の売りからスタート
この日のトレード戦略はこんな感じでした。
・相場:上昇トレンド
・本命:押し目買い
・対抗:押し目を狙った売り
この日は朝の寄付きで、押し目をつけにいく動きから始まりました。押し目の動きを狙ってショートした結果、ここから1日のリズムが崩れました。
イメージ通り、押し目買いをする価格まで下がってくれたらよかったのですが、結果は下記のとおりです。
押し目を狙ってショート(対抗)
↓
相場が逆行して損切り
↓
慌ててドテンでロング
↓
下がってきて損切り
ほんと最悪ですね。1日のトレードリズムが一瞬で崩れました。しかも、ドテンでのロングは完全にトレードルールを無視していますよね。
こうやってトレードルールが崩れていきますので、1日のスタートは本命のエントリーからスタートしたほうがいいですよ。
本命のエントリーの方が、相場の流れに沿ってるので簡単です。本命のエントリーでしっかり利益を確保した後に、余力で対抗のエントリーをした方がうまくいきますよ。
以上です。トレードのルール作り悩んでいる方は、下記の記事を参考にしてみてください。
-
【完全初心者向け】FXの短期トレードのやり方と注意点を解説します
続きを見る